【伊藤駿レースレポート】スーパーFJ日本一決定戦 2020年12月6日(日) ツインリンクもてぎ 予選11位 第1レグ5位 決勝4位
2020年12月6日(日)
予選11位 第1レグ5位 決勝4位
S-FJ日本一決定戦レースレポート
伊藤 駿
はじめに
結局、満足なタイムも出せずに迎えた日本一決定戦。前日は1日雨が降り、当日の朝まで乾ききらず分かりにくい微妙な路面で1日が始まった。エントリー台数は37台。上位カテゴリーのドライバーも数名参加するレースとなった。
予選
前日の雨が乾かずにF4の予選が始まる直前は写真の様に乾いてる所が少々ある程度だった。F4の予選ではレインタイヤを履いたクルマが上位を占めていた。そこを踏まえてレインタイヤを使って予選をアタックすることにした。
結果から言えばレインタイヤの選択はミスだった。F4の後だからか思った以上に乾いてる部分が大きくなっていて、序盤はレインタイヤを履いたクルマが上位を占めていたが後半から熱の入ってきたドライタイヤ勢がタイムを伸ばし始めて最終的な結果はA組11番手。レインタイヤ勢の中ではトップタイムだったが出だしから厳しい展開だった。
第一レグ
11時45分、流石に路面は完全なドライとなった。予選でレインタイヤを使ったおかげで新品なフレッシュタイヤを使っての出走となる。新品なのでとにかく皮剥いて熱も入れる為にフォーメーションラップはとにかく加速減速の繰り返し。だがここで肝心なミスを犯す。スタート位置は外側なので、発進を上手く決めて1コーナーを外から捲る作戦だった。
いざスタート、反応は良く飛び出しはよかったのだが、2速からクラッチが滑って上手く加速出来なかった。原因はタイヤを暖めようとしてホイールスピンをさせ過ぎたため、熱で滑ってしまった。団子を捲るまでは行かず3,4コーナーに向けてのポジショニングに専念した。このポジショニングが幸いして3,4コーナーで団子をパス、大幅に順位を上げる。その後フレッシュなタイヤを武器にどんどん攻めて順位を上げた。最終ラップの90度コーナーでとてもいいバトルが出来たのでモチベーションもかなり上がった。
結果、5番手でゴールした。スタートのクラッチの滑り、大きな勉強になった。ファイナルはBグループが入ってくるので9番グリッドからのスタートとなる。
決勝ファイナル
15時グリッド整列。
今回も1コーナーで外から捲る作戦で今度はクラッチに気を付けてフォーメーションで必死にタイヤを暖める。第一レグで新品を下ろして6周のみなのでかなりフレッシュで状態でアドバンテージを持ってのスタート。
今回のスタートも上手く決まり加速も途切れず、いい感じで3台ほどの団子をパス。3,4コーナーに向けても良いポジションを取れてトップ勢の後ろを取ることに成功。後ろから刺されないようとにかくガンガン攻めて隙を与えず前を追う。しかし序盤のv字コーナーで並ばれてしまいダウンヒルストレートをサイドバイサイドで駆け抜ける。突っ込みのブレーキング勝負、相手の突っ込み過ぎでコースオフで一つの脅威が消える。
改めてトップ集団を追う。タイヤのアドバンテージもあってか割りと食らい付いて行けていたが少しずつ確実に離されていった。前のドライバーは積極的に仕掛けていたのできっとチャンスはあると思い練習の時でさえ一回も出なかった2'04.5で追う。がやはりトップ勢、それでも離されていきだいぶ前後ろに距離が出来、残すとこ1周になった3,4コーナーでなんとトップを争っていた2台がクラッシュ。順位が2つ繰り上がり4番手でチェッカーを受け日本一決定戦が終了した。
終わって
タイヤ選択に始まりクラッチといい勉強になったし、やはりもう少しで3位になれたという悔しさもあるが、決勝中のラップタイムも4秒5で予選の結果を考えれば満足行く結果になった。今年1年通してドライバーとして確かに成長を感じる1年だった。
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