伊藤駿選手 JAFスーパーFJ 菅生 SUGO シリーズ第3戦(ジャパンチャレンジ第2戦) 2020年8月22日(土) 予選3位/決勝2位

前日初走行のSUGO!練習はわずか50分!
3番グリッドからスタート成功!決勝2位!


2020年8月22〜23日の菅生シリーズは「S-FJジャパンチャレンジ」第2戦。


全国6箇所のサーキットが対象で、選手達が様々なサーキットと遠征レースを経験し、成長する機会を与えるという趣旨で開催されています。


2019年10月27日JAFスーパーFJ筑波シリーズ第6戦でレースデビュー以来、筑波3連勝中の伊藤駿選手も、今回は優勝賞金はいつもの2倍(20万円!)という話もあり、人生初の遠征レースに挑戦しました。


今回もマネージャー峠さきが伊藤駿選手の初走行から密着してきました。


伊藤駿選手の勝利までの素顔を私のiphoneで撮影した動画と写真でお送りします。

8/20(木)の午後に宮城県仙台市に到着。


8/21(金)  初めての走行です。

•10:20〜10:45

•14:25〜14:50


伊藤駿選手はSUGOに到着直後、走行枠が50分しかないことに戸惑っていました。



今回レースデビューするチームメイトと一緒に歩いてコースを確認したり、ベテランメカニックからのアドバイスに注意深く耳を傾けます。


初走行スタート。


伊藤駿選手はピットから出る時、いつも本当に慎重です。


炎天下のため、他の選手がギリギリまでピットから出ないのとは対照的に、伊藤駿選手は2本とも1番先にピットを出ました。


他の選手が誰も並ばないうちに、直射日光をガンガン浴びながら先頭でスタートを待つ姿に、レースへの熱い想いが伝わります。



絶対に負けたくない。

でも、現実を受け入れるしかない。



初めてのSUGO。


自分自身の練習不足に加え、あまりにも速いFIA-F4経験者のタイムを知らされ、大きなプレッシャーと闘っている姿は、近くで見ていて本当に胸が痛かったです。


この苦しい時に伊藤駿選手を支えてくれたのは、Twitterで繋がる大切な仲間達でした。


2020年8月22日(土)

曇り/ドライ

JAFスーパーFJ 菅生シリーズ 第3戦 

#8伊藤駿 ZAPSPEED

RD10V ZAP重力の森 10VED

スポンサー様

フォレストモータース様

重力技研様


8:00 予選。


今回は、ベストタイムでこの後の3戦決勝、次に良いセカンドタイムで4戦決勝のグリッドが決まります。


筑波シリーズでは、予選のスタート順は事前に決められていて、8/2の第4戦では伊藤駿選手が先頭でした。


でも今回のSUGOは違います。


アナウンスでカウントダウンが始まり、一斉にピットから選手達が飛び出して予選スタートです。


前日の練習走行で常に先頭を陣取っていた伊藤駿選手はピタリと動かず、他の選手達をほぼ全車見送った後に注意深く左右を確認し、ゆったりスタート。


これには周囲も驚きました。


伊藤駿選手は時々、ZAPSPEED内で「不思議ちゃん」という愛称で呼ばれることがあります。あらゆる言動が多くの選手と異なり、予測不能だからだそうです。


ZAP SPEEDの笹川さんが「伊藤駿を見てると小暮卓史選手を懐かしく思い出す。2人は本当によく似ている」とおっしゃるたびに、伊藤駿選手に対する期待が伝わります。






予選結果はベストタイム、セカンドタイムともに3位。決勝はいずれも3番グリッドからスタートすることになりました。



メカニックさんに「今は走るしかない!走る度に速くなるでしょ!予選も!決勝も!」と励ましてもらった通り、ラスト1周でベストタイムを叩き出しました。


前日がSUGO初走行、合計50分しか練習できずにこの結果。今後の伸び代は計り知れないです。


11:10 決勝。


#8伊藤駿選手は3番グリッドからのスタート。


ただ1人、流れる音楽に身を委ね、名前を呼ばれると右手を挙げてアピール。


個性的で、いつも目立つ。


それが、#8伊藤駿選手らしさです。


決勝はスタートが成功して、1つ順位を上げて2番手に浮上。そのまま何とか順位を守り切り、2位でフィニッシュ。


しかし、予選タイムで1秒近く差がついたトップの#6岡本選手の背中は見えず、圧倒的な力の差を見せつけられました。


表彰式。


筑波シリーズ3連勝の#8伊藤駿選手が表彰台の1位以外に立つのは初めてだったので、私は最初、複雑な気持ちになりました。


でも、表彰式の最後に1人だけ賞金ボードとカップを両方持つ姿を見て、晴れやかな気持ちに変わりました。


レーシングドライバーはスポンサー様の会社名や商品をアピールするのが大切なお仕事ですから、走行中以外でも目立ってインパクトを残せるのは大切な才能だと私は思います。

ピットに戻ると、#8伊藤駿選手はチームメイトやメカニックさんとコースや走り方について延々と話していました。


「記録」はもちろん、多くの人々の「記憶」に残るインパクトある選手になってほしい。


いつもの私の願いに、伊藤駿選手が早速応えてくれたのは翌日4戦。


それは凄まじいサバイバルレースでした。


あの日から10日以上待ちましたが、菅生から公式レースレーポート発表がなく、このままでは第4戦が「幻のレース」となってしまうのは悲しすぎるので、素人の私が友人の協力を得て、第4戦のレースレポートをなんとか書き上げました。ぜひ皆様に読んで頂きたいです。


2020年8月23日(日)スーパーFJ 菅生シリーズ第4戦のレースレポートはこちら 


マネージャー 峠さき

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サーキット大好き 峠さき

走り屋だった私の兄は19歳で癌になり亡くなりました。伊藤駿選手に兄の面影、魂を感じます。「頭文字D」を愛し、カート未経験でスーパーFJ筑波シリーズ3連勝!初SUGO50分の練習で優勝!土屋圭市さん、織戸学さん、谷口信輝さんに続き、峠からプロレーサーを目指す夢を一緒に叶えたい。2020年8月29日よりマネージャーに就任致しました。私の仕事はスポンサー様対応と広報のサポートです。私も素人ですが力になりたいです。ぜひ皆様に応援して頂きたいです。https://twitter.com/lLove3910

伊藤駿 Official Site

プロのレーシングドライバーを目指す伊藤駿選手の公式HPです。2020年SuperFJ筑波シリーズ優勝を狙います。このHPでは他で話せない情報も発信しますのでお楽しみに!文章担当は、峠さきです!