伊藤駿選手 JAFスーパーFJ 菅生 SUGO シリーズ第4戦(ジャパンチャレンジ第2戦) 2020年8月23日(日) 予選3位/決勝1位

Lap3~5,9~11と2度のセーフティーカー!
ラスト1周の再スタートで逆転優勝!

2020年8月23日(日)スーパーFJ 菅生シリーズ第3戦のレースレポートはこちら 


第3戦に引き続き、現地で観戦してきたマネージャー峠さきがiPhoneで撮影した動画と解説でお送りします。


シーンごとに分けた7本をまとめた9分35秒の動画と暫定表彰式2分35秒の動画は、このページの一番下です。是非ご覧ください。



2020年8月23日(日)

曇り/ドライ


JAFスーパーFJ 菅生シリーズ 第4戦 

#8伊藤駿   ZAPSPEED

RD10V ZAP重力の森 10VED

スポンサー様

フォレストモータース様

重力技研様


2日連戦の菅生ラウンドも今日が最終日です。


8/22(土)に行われた予選のセカンドタイムにより、#8伊藤駿選手は3番グリッドからのスタート。

前日の3戦では、連日1番グリッドの#6岡本選手が圧倒的な速さで優勝しました。


#6岡本選手は昨年FIA-F4シリーズフル参戦のうち、3戦富士では決勝3位も経験している格上の相手。


正直、誰もが2番手争いに注目していました。


スタート前の選手紹介。

スタートしました!


前日3戦のスタート直後に#8伊藤駿選手にオーバーテイクを許した#13藤原選手、今回は2位を譲らず。


しかし4コーナーでは#8伊藤駿選手が#13藤原選手にぴったりついてテール・トゥ・ノーズ。


突然、2周目でトップの#6岡本選手(前日優勝者)のマシンがギアトラブルによりスローダウン、リタイアのアナウンス。


突如トップになった#13藤原選手を追う#8伊藤駿選手。


3周目手前のホームストレートで、#8伊藤駿選手がオーバーテイクを仕掛けるも、セーフティーカー出動により減速。


惜しくも順位は変わらず。


このセーフティーカーは、2周目の4コーナーで最後尾の2台が接触、#10平選手がステアリング異常のためリタイア。この接触で動けなくなった#55伊勢谷選手のマシン回収のためにコースインしたのでした。


4周目、5周目とセーフティーカーの先導でラップを刻み、緊張が続きます。


#8伊藤駿選手の背後には#36須合選手と#72前田選手がぴったりつけています。



メインストレート


6周目からレースは再スタート!


「スタートダッシュを狙っていたけど、トップの#13藤原選手はセーフティーカーがいなくなった瞬間いきなり全開だったので、”おっ!?ここからいくのか?!”  と思って、並ぶことができませんでした」


と、この時を振り返る#8伊藤駿選手。


その後もオーバーテイクのチャンスを伺いますが、順位は変わりません。


突然、バン!という大きな音が。


8周目の1コーナーの6番手争いで、#9上吹越選手と#35池内選手が接触。


このため9周目から、2度目のセーフティーカー出動しました。


全12周の第4戦、ここまでで全11台中5台のリタイア。


9周、10周、11周...と、時速60kmでセーフティーカーの先導が続きます。


「このままいけば、#13藤原選手がスーパーFJ選手権の初優勝です!」とのアナウンスが流れ


ホームストレートに全マシンが数珠つなぎで戻ってきました。


12周目で再スタート!

なんと、ファイナルラップ1周勝負です!

「2回目のセーフティーカーの時も、抜くならここしかないと狙っていました」(#8伊藤駿選手)


#8伊藤駿選手と#13藤原選手は1コーナーで並びます。2台は並んだまま2コーナーから3コーナーへ。


「3コーナーは#13藤原選手が絶対入ってくるイメージがあったので、入ってきても戻れるように内側を開けたラインで走りました」(#8伊藤駿選手)


3コーナーは#8伊藤駿選手のイン側から#13藤原選手が攻めるも入りきることができず、#8伊藤駿選手がトップで4コーナーへ向かいます。


最終コーナーへ向かう#8伊藤駿選手は後方との差をぐんぐん広げ、見知らぬ観客達の拍手に迎えられてトップでゴール!


#6岡本選手のリタイア、2度のセーフティーカー出動というアクシデントを、#8伊藤駿選手は冷静な判断と驚異的な集中力で、見事優勝を勝ち取りました!


スーパーFJ筑波シリーズ3連勝中の#8伊藤駿選手にとって、人生初のスポーツランドSUGOでしたが、予選前日に用意された走行枠はわずか25分×2本だけ。


明らかな準備不足でこのレースを戦わなければらなず、前日3戦の決勝2位は、連勝を食い止められた悔しさも大きかったと思います。


レース後のインタビューで


「スーパーFJは自分の手足のように動かせている感覚はありますか?」と質問され、

「1年くらい乗っていますが、予選でトップに1秒以上離されたので、本当に上手い人に比べるとまだ使い切っていない、まだまだだなと思います」と答えた#8伊藤駿選手。


2020年のレースはこの後まだ5戦あります。


9/20(日)筑波、10/10(日)富士、10/25(日)筑波、11/29(日)もてぎ、12/6(日)日本一決定戦(もてぎ)と、遠征レースにも挑戦予定なので今後の成長に大いに期待したいです。


最後に、




#8伊藤駿選手の勝利は、いつもトラブルとは無縁のマシンを用意してくださって、コースの走り方から対人関係まで様々なアドバイスをしてくださるメカニックさんをはじめ、応援してくださるフォレストモータース様と重力技研様、ZAPSPEEDの皆様、伊藤駿選手の楽しい仲間達と多くのファンの皆様によって支えられています。


伊藤駿選手はこれからも言葉以上に、熱い走りとレース結果で皆様に恩返しをしてくれると思いますので、これからも応援よろしくお願いします。


マネージャー 峠さき

<まとめ動画>

Lap3~5,9~11と2度のセーフティーカー!ラスト1周の再スタートで伊藤駿選手が逆転優勝!!

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サーキット大好き 峠さき

走り屋だった私の兄は19歳で癌になり亡くなりました。伊藤駿選手に兄の面影、魂を感じます。「頭文字D」を愛し、カート未経験でスーパーFJ筑波シリーズ3連勝!初SUGO50分の練習で優勝!土屋圭市さん、織戸学さん、谷口信輝さんに続き、峠からプロレーサーを目指す夢を一緒に叶えたい。2020年8月29日よりマネージャーに就任致しました。私の仕事はスポンサー様対応と広報のサポートです。私も素人ですが力になりたいです。ぜひ皆様に応援して頂きたいです。https://twitter.com/lLove3910

伊藤駿 Official Site

プロのレーシングドライバーを目指す伊藤駿選手の公式HPです。2020年SuperFJ筑波シリーズ優勝を狙います。このHPでは他で話せない情報も発信しますのでお楽しみに!文章担当は、峠さきです!